FEBLOG

二月ほづみ旅の途中。

今月、液タブを買いました。

 

買ったのはワコムCintiq Pro16で、新品には手が出なかったので、中古です。

液晶ものの中古を買うなんてものすごく不安だったんですが、幸いとってもご機嫌に動いてくれています。

 

なんか色々革命されちゃった感じなので、今日はその話でも。

私がこれまで液タブを今まで買わなかった理由は2つあります。

 

(その1)板タブで困ってなかった

わたしはそもそもアナログでまともに絵を描いた経験がほぼ無く、ほぼ最初から板タブでした。

なので板タブでの作画にすっかり慣れているし、少しも困ってはいなかったんですね。

 

(その2)ほぼお金を生まない機械である

いまのところ、私が描いた絵や漫画はあまりお金を生みません。

板タブはデザイン業務に使うので仕事用ですが、液タブは買ったとしたら絵と漫画の専用機になると想像されましたので、残念ながら仕事道具とはいえないのですよね。

いや、趣味の出費なんて当然のことだろう! って思われると思います。それはそうなんです。でも……

 

まぁ、

私には贅沢すぎるやろ。

 

というのが正直な感想でした。

 

 

だけど、だいぶ悩んだんです。

年単位で。憧れはあったの。

 

板タブで困ってはいなかったものの、ペン入れなんかはどうしても無駄になるストロークが多いので、液タブで直接描ければかなり時間短縮になる気がするなあ、とは常々思っていましたしね。

 

ただ、中華液タブすごい安くなってて素敵だわぁ〜、と思っても、私の環境にはすでにワコムの板タブがあって、これは今後も使いたいので、板タブを液タブに置き換えるという形の乗り換えはできない。

そうなると、ワコム製の液タブを追加するか、漫画用に別のPCを用意してそれを中華液タブに繋いで専用環境を構築するかの二択。(詳しくないのですがググった限り、タブレットドライバの共存が出来ないみたいな情報があったので…)

 

予算はどっちにしても15〜20万円くらいはかかるかなぁ。

うーん、高いのですよ。

 

ワコムOneが発売されて揺れる心

 

そんな中、今年のはじめ、ワコムOneが発売されて、そんな私の心は大揺れに揺れるわけです。

なんといっても4万円。手が届くおねだん! ワコム製なら今の環境に追加で使えるし!

 

かなり買っちゃう気満々でソフマップに試し描きしにいく。

かなりいい感じ。思った通り描けるし、遅延も気にならない。

視差はあるけど13インチなら許容範囲感ある!

 

うわ〜 いいな〜!

 

でも買わない、を繰り返し……

 

いやね、Oneかなり良いんですよ!

でも、これでバリバリ漫画原稿描くぜと想像すると…………ちょっと小さい。

ペン入れだけに使うとしても、なんかやっぱちょっと小さい気がする。

気がするだけなのかもしれないけど、これの16インチが出たら買うのにな〜 と、思いつつ手が出ない感じがずっと続いていました。

 

Proじゃない方のCintiqの方は、個人的に、なぜかちょっと視差と描き心地が気になるんですよね。大きさの問題かもしれない。

いくら触ってみても、これだったら別に板タブで良いかなぁ……という感想が頭をもたげる感じで(ただ、いつも行く店にはCintiq22の実機しか置いてなくて、視差とかはそれで余計に気になったような気がします。16なら気にならないのかも…)、これまた決定打に欠ける。あとフェルト芯非推奨なのも引っかかる(もともと板タブに紙を貼って描くタイプだったので、ざらざら系の描き心地が好きなんです)

そんな感じで遠巻きにしておりました。

 

 

そして心境の変化

 

その後、ラインナップ的に何も変わっていないにも関わらず、中古でも10万円弱するCintiq pro16を購入するに至ったきっかけは、とある心境の変化でした。

 

4〜5月ごろ、私は殆どモチベーション0の真っ白な状態になっていて、そこから色々あって精神的に持ち直してきた、という、ペンタブとは一見あまり関係のない事情があるのですが、その過程で改めて自分自身の心というものに向き合ってきて、少し気がついたことがあったのですね。

 

ここ5年くらいかなぁ、私は自分で自分を駄目な奴だ、可能性のない奴だ、芽の出ない奴だと規定してしまっていたということ。

発行物の売り上げは見事な右肩下がりだったし、時間をかけて作ってたゲームもプラットフォームの終了によって世に出せなかったしと、自己肯定できる要素って殆どなかったんですが……いくら努力をしても嬉しいことがあまり起こらず、結局、自分で自分を評価することが出来ずにいたのです。

他人には優しく、自分には厳しくでいかないといかんと思ってるしね。

言い訳はしない、悪いのは自分なんだと思い続けていると、数年を経て、すっかり己に希望を持てなくなった燃えかすが存在していたわけで。

 

あ。

このことを詳しく書くつもりじゃなかった! 

ペンタブです。それでペンタブを買うことにしたのに繋がるんですが……

 

結局もう一回、やれるところまで手を動かしてみようと思い直したんです。

今まで得てきたものを全部詰め込んで、私にできることを余すことなく形にするという行為に立ち戻ってみようと。

出しても売れないからやめておこう、じゃなくて、「売れなくてもやろう」に振り切って頑張るべきだなとね。

(なんか、同人作家として至極当たり前のことですが、この心境を維持するのは意外と難しくて…)

 

そうなるとね、ちょっとでも作業効率が上がるなら、10万円を投じる価値はあると思えるわけですよ。液タブに!

買っちゃうと逃げ道も無くなりそうな気がするし!

 

 

そんなわけで、液タブデビューしました。

 

私の作業環境はMac mini2012(ほぼデザイン専用。そろそろさすがに買い替えを考えています…)とWindows機(マウスコンピュータ製。可愛い子だけどなぜかいつもストレージが満タン状態。デザイン以外のほとんどの作業をやります)の2台を、2台のモニタとキーボード、ペンタブ、マウスを共有させ、どちらも立ち上がった状態で都度切り替えながら使っているのですが、今回追加した液タブはWIndows機の方に接続して、液タブの前にもう一枚家で眠っていた古いモニタを引っ張り出してきてプレビュー確認用にして……結果、Windows環境のみモニタ4台体制にして使っています。

(板タブはスタンディングデスクで、液タブ前は座るデスク)

 

他の液タブを使ったことがないので、比較対象がないのですが、めちゃくちゃ書き心地が良いです!

小さい画面に詰まった4Kの高精細はヌルっとなめらかだし、視差が無いので斜めから覗きこんで描いても、画面に直接描いてる感じでのめりこめます。

 

ペンといえば、今まで試し描きした中ではapplepencil(+iPadpro)が異様に気持ちよかったんですが、これはあれとはまたちょっと違う雰囲気ですね。派手さがないというか、地味に使いやすい。

プロペン2は板タブの方でも使っている「いつものペン」なので、そりゃまあ当たり前かもしれませんね。

 

芯はフェルト芯一択で。板タブの方はペーパーライクフィルムを張っているせいで芯の減りがかなり速いんですが、液タブの方はそこまででもない感じでありがたい。まだ1本目です。

 

というかペーパーライクフィルム+フェルト芯の減りの速さがだいぶすごいのよ。

前は板に書籍用紙を張って、その上からエラストマー芯(初代のプロペン)で描いてたんですが、あれよりも早いような気がする。

 

液晶画面はまあまあ熱くなるので、家にあった100均の手袋を切って小指と薬指だけの2本指手袋にして使っています。これはめると熱は気にならないし、すべるので大変作画しやすいです。そのうちちゃんとしたやつ買おうと思います。

 

ペン入れにだけ使うつもりだったけど、あまりに描き心地がいいので、この子が来てからはネーム以外全部これでやってます。

16インチというサイズも、大きくはないんですが狭いワークスペースに良い感じ収まってくれて、ほどよく使いやすいです。カラーイラストとか描くなら大き目の方が良かったりするのかなぁ。

22インチくらいの中華液タブのフラッグシップ機とかも一度触ってみたいですね……

 

困った、というか、面倒なことがあるといえば、どうもクリップスタジオの設定を液タブ用の設定にすると板タブの方の筆圧が死んでしまうこと。(仕方ないっぽい?)クリスタ以外のSAIとかでは死なないんですけどねえ。

液タブと板タブを同時進行で使うことはないので、設定を切り替えながら使っています。

 

あと、板タブ使うときと液タブ使うときでメインモニタと液タブの間でウインドウを移動させるので、そうするとソフトに出てくる小さい窓とかが行方不明になってハングアップ状態に陥ることがあること。

これはなんかスマートな解決方法がありそうですが、まだよくわからないのでとりあえずハングしたらいったん終了して、シフト起動でウインドウ位置をリセットして対処しています。

液タブの傍にキーボードがあった方がええんじゃろか……

 

まあとにかく、買ってよかったと思います。

どうか、末永く故障せずに動いてもらいたい!

日常/雑談
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